2015年2月8日日曜日

ZABBIXサーバのswapを監視しよう

前回まででZABBIXサーバの構築を完了しました。
ただし、AWSのt2.microを使ったことで、swapの容量不足に関しての警告がでてしまいました。t2.microインスタンスは通常swap領域がありません。そのため警告が出てしまいます。
swap領域を作って対処するのは簡単なことですが、これをZABBIXを使って対処することにします。このようにすることで、今後別のことで作成するインスタンス1つ1つを対処するのではなく、ZABBIXサーバで監視を設定しZABBIXによって自動的に対処ができるようになります。
数多くのインスタンスを監視していくなら、このほうが便利です。

ところでそもそもどのような流れでswapの警告が出てきたのか簡単に解説します。
ホストのZabbix serverにテンプレートがいくつか適用されています。




この中のTemplate_OS_Linuxでswapの容量を取得しています。

確認してみます。
設定メニューのテンプレートを選びます。







Template_OS_Linuxのアイテムの文字をクリックします。



ここにFree swap space in %という名前の項目があります。




これがswapの空き容量の率を取得している「アイテム」になります。
アイテムは値を取得するだけの機能になります。

アイテムで取得してきた値に対して、なんらかの条件を設けてその後のアクションにつなげるのが「トリガー」になります。
今回のswapの警告はトリガーによって出されています。
確認してみます。
Free swap space in %の右にあるトリガーの文字をクリックします。




ここに条件が出ています。
さきほどのアイテム「Free swap space in %」が50以下だったらという条件です。
そして深刻度が「警告」です。
このトリガーによって、ダッシュボードに表示されていた警告が発せられたということです。

次回は「アイテム」「トリガー」「アクション」を使って、実際にt2.microのようなswap領域が無いサーバにswap領域を作らせて警告を解消させる設定を解説します。

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